人を裁くことの難しさ……土曜ドラマ『ジャッジ 島の裁判官奮闘記』(第3回)
今回の裁判は、介護してきた夫を妻が殺した事件を扱う。長年の介護疲れの果ての殺人と思われたが、被害者に抵抗のあとは見られない。弁護人の畑夏海(浅野温子)は嘱託殺人ではないかと考え公判の延期を要求する。
殺人事件のような重大な事件の場合は、本土からふたりの裁判官がやってきて三人で裁判をやることになっている。恭介(西島秀俊)は本土から来た裁判官と対立するが、「島には島のやり方がある」と切り返したことで部下からも信頼されるようになる。
人を裁くということは本当にむずかしい。裁判官は常に冷静でありながら、人間の心を失ってはならないのだ。
シリアスな事件を扱っているが、南国特有ののんびりとした雰囲気がただよっているのがよい。たとえば刑事事件の書記官をしている鈴元久美子(市川実和子)のどこかとぼけた雰囲気が面白い。裁判官が主人公というと堅い感じがするけれども、ドラマの印象はほのぼのとした感じなのだ。
畑夏海役の浅野温子は、数ヶ月前にギャオで見た『スローなブギにしてくれ』に女子高生の役で出ていたのだが……。今回は年をずいぶんとって貫禄がついたものだ。
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